オジのポケモン手記

しがない社会人のポケモンについてのブログです。ヤドンのようにマイペースに更新。

【剣盾ダブルS34最終215位(レート1766)】全解禁 イベルオーガ黒馬ザシアンザマゼンタwith天使のいたずら

夢に見たザシアン、ザマゼンタの並びがとてもかっこいい

こんにちは、オジです。今回はS34で使用した構築を紹介します。
全解禁という特殊な環境ではありますが、構築記事の出揃ってないシリーズ最初のシーズンで自己最高順位(レート)を更新することができた記念の構築です!
一応自作構築ということになりますが、BOXにいた個体をそのまま流用したりしたため、自分でも調整意図がわかっていないポケモンがいる点についてはご了承ください。(何なら誰か意図を読み取って自分に教えてください)

以下、個別紹介まで常体。

 

 

構築概要

全解禁ルールらしく対戦相手も色々な構築を使用していたことから、基本選出と言えるような決まった選出は特になかった。自分自身がサイクル戦が得意ではない、かつ相手にも強力なポケモンが揃っていることから、初手出し負けを回避することを第一に考え、相手の構築から相手がやりたい動きやこちらがされて嫌な動きをケアできるように選出することを心がけた。この構築では黒馬ザシアン、オーガザシアン、イベルオーガ…etcというように、型こそ違えどGSルールでも活躍した並びをすることができるため、相手に合わせた選出をしてもあまり窮屈には感じなかった。

詳細な記録はないため個人的な体感にはなるが、カイオーガによる後発ダイマで巻き返していく試合展開が多かった印象がある。選出頻度としてはザシアン、カイオーガイベルタルがほぼ全ての試合に出場し、黒バド、エルフーン、ザマゼンタから@1を決めるようなことが多かった。(@1は記載順の選出頻度)  

 

構築経緯

禁伝2体ルールでも目立った活躍をしなかった今作のパケ伝であるザマゼンタがかわいそうだったので、ザシアンと共にランクマで結果を残したいと思ったことがきっかけだった。(シーズン中盤~終盤では十分評価されていると感じたが、序盤はゼラオラマギアナビクティニといった幻ポケモンが主に注目され、ザマゼンタはさほど注目されていなかったと思う)
ザシアン、ザマゼンタはダイマできないので、ダイマエースとしては火力・耐久に優れたカイオーガをチョッキ持ちで採用。全解禁ならではの動きとして鉢巻不意打ちで雑に殴らせても強いのではないかと考え、イベルタルを採用。相手のトリル展開に対する対抗策としてトリル封印型の黒バドを採用。最後に上5体では見た目があまりにもいかついため、かわいさを補充するためエルフーンを採用し、構築が完成した。

 

個別紹介 

 

ザシアン

 

ザシアン@くちたけん(ふとうのけん・いじっぱり)

199(252)-220(76)-148(100)-×( )-136(4)-178(76)

きょじゅうざん/せいなるつるぎでんこうせっか/まもる

ぽけっとふぁんくしょん!
(実数値は剣の王の姿のもの)
 
全解禁ルールで疑う余地のない入れ得ポケモン
終盤に出てきて削れたポケモンへ撃ったり、まねっこトリルを妨げることのできる電光石火が使いやすかった。しかし、シーズン終盤は相手のまねっこトリル読みの電光石火読みで、まねっこトリルの並びでまねっこトリルをしてこない動きに何度か遭遇し、まねっこトリルかそれ以外かなんて読めないわ…と一人絶望していた。
ヘイトを自身に集め横が動きやすいときもある一方で、守るのタイミングを読まれることもあり、以前からザシアンに対して抱いていた扱うのが難しいという印象は未だに拭えず。
 

ザマゼンタ

 

ザマゼンタ@くちたたて(ふくつのたて・しんちょう)

199(252)-150( )-167(12)-×( )-181( )-179(244)

きょじゅうだん/とおぼえ/ひかりのかべワイドガード

ぽけっとふぁんくしょん!
(実数値は盾の王の姿のもの)
 
今季を始めるきっかけを作ってくれた、本構築の起源とも言えるポケモン
スパボ9~マスボ級まで全試合出場したものの、マスボ級から出番は減る形となってしまった。しかし、出場した試合ではこちらのワイガを読んだ相手のグラカイダイマを誘発させ、試合展開を考えやすくさせてくれたりする参謀長的な存在。
正直マスボ級での活躍は控えめで他のポケモン(第2のダイマエース)などに変えても良かったかもしれないが、姉上と共に戦う姿を少しでも多く見たかった+選出した試合では必ずいい仕事をしてくれたので最後まで構築から外すことはできなかった。
 

バドレックス(黒馬上の姿)

 

バドレックス黒@きあいのタスキ(じんばいったい・おくびょう)

175( )-×( )-101(4)-217(252)-120( )-222(252)

アストラルビット/トリックルーム/ふういん/まもる

ぽけっとふぁんくしょん!
悪タイプ相手でもアストラルビット一本で戦う職人気質の王。
トリル封印を狙って採用したが上手く決まる機会はあまりなく、むしろこちらがトリルをする機会の方が多かった。追い風やダイジェットをされた後に決める逆転のトリルは爽快で、相手の心が折れたのか降参をもらう試合もいくつかあった。
アタッカーとしてアスビで相手2体に負担をかける動きももちろん強かったが、Sにあまり振っていないポケモンが多いこの構築にはトリルによるサポートもよく合っていたと思う。補助技を多く採用している禁伝はあまり多くないと思うので、相手の守るを封印することでイベルタルの不意打ちが通りやすくなったりもしていたかもしれない。

 

イベルタル

 

イベルタル@こだわりハチマキ(ダークオーラ・いじっぱり)

233(252)-201(252)-115( )-135( )-118( )-120(4)

イカサマ/ダブルウイング/ふいうち/バークアウト

ぽけっとふぁんくしょん!
基本的には初手に出しても後発で出してもひたすら不意打ちするマン。
相手がダイマポケモンであろうと先制技でここまで大幅に削ってくれるのは、このポケモンだけだと思う。個人的にはこの構築のMVP。ダイマレジエレキを不意打ち+ザシアンの電光石火で倒したり、スカーフ(追い風下)で上から潮吹きしようとするカイオーガに負荷をかけるなどの大活躍を見せた。
ダイマエースの乏しいこの構築では珠でも良かったかもしれないが、珠持ちのサブROMが最終的に沼ったことを踏まえると自分にとっては鉢巻がベストだったと信じたい。鉢巻持ちなのにバークアウト?と自分でも技を決めながら思ったが、緊急ダイマした際に物理ダイアークで特防を下げた相手に特殊ダイアークを叩き込むこともあったので入れた意味がないわけではなかった。

 

カイオーガ

 

カイオーガとつげきチョッキあめふらし・ひかえめ)

197(172)-×( )-111(4)-222(252)-161(4)-120(76)

しおふき/こんげんのはどう/ふぶき/かみなり

ぽけっとふぁんくしょん!
この構築ほぼ唯一のダイマエース(体感ダイマ率95%以上)。
この強力な禁伝だらけの構築でもダイマエースとしてはカイオーガに絶対的な信頼を置いていた。相手のザシアンの巨獣斬+カイオーガのダイサンダーを耐えて反撃している姿を見たときには、その耐久力に自分も少し引いたほどだった。黒バドが決めてくれたトリルやエルフーンの追い風を利用して放つ潮吹きももちろん強力で、ダイマせずに勝てる試合もしばしば。
全解禁によりゴリランダーやトリトドン絶滅危惧種に指定され、とても動きやすかった。個人的な話としては初めてプレイしたポケモンサファイアだったので、カイオーガにはどの世代でも第一線で活躍し続けてほしい。

 

エルフーン

 

エルフーン@メンタルハーブ(いたずらごころ・おくびょう)

159(188)-×( )-106(4)-104(52)-97(12)-184(252)

マジカルシャイン/あまえる/おいかぜ/ちょうはつ

ぽけっとふぁんくしょん!
上の禁伝5匹が決まったときにどこからかフワフワ飛んできた天使のいたずら(という植物があるらしい、知らんけど)。
追い風による素早さ操作を期待して採用したが、対物理ポケモンへの甘えるによってダイマカイオーガへの披ダメを減らしてくれるのが構築としてはありがたかった。また、相手の悪戯心ポケモンやゼルネアスを中心とする積みポケモンへは挑発をして、かわいい見た目をしながらも強く睨みを効かせていた。
後発エルフーンはあまり強くないと思っていたが、カイオーガによる後発ダイマが比較的に多いこの構築では非ダイマカイオーガとの追い風潮吹きや甘えるによるダイマオーガの補助と上手く機能して強かった。
 

総括 

1日の夜中の時点ではサブROMも200位台にいたため、ある程度安定して勝つことができていた構築でした。(最終的には4桁まで沈んでいきましたが…仕事終わりの深夜ランクマダメ、絶対)

 

BOXから流用したカイオーガと何も考えずに余りをSに振ったイベルタルが同速であるという事態が発生していたため、もしも構築を参考にしてくれる方がいたら、そこの素早さ関係をはっきりさせた方が戦略を立てやすい面もあると思います。(私自身はイベルタルには不意打ちばかりさせていたので、さほど気になりませんでしたが…)

また、調整意図不明のカイオーガはGSルールの構築記事からチョッキカイオーガを探して調整意図を明確にしたり、エルフーンのCを削り耐久に回した方がいいのではないかと今になって思います。特に絶対的なダイマエースの調整意図が構築者すらわからないってどうなってるんですかね…

 

出場したわけでもないWCSが終わってからバトルへのモチベーションが下がっていたものの、今季は久しぶりに楽しみながらバトルをすることができました。きっかけをくれたザマゼンタくんには感謝しています。しかし、上位にザマゼンタ入りの構築が想像より多くある印象なので、もう少し活躍させてあげられたのではないかという後悔のような気持ちもあります。

 

全解禁ルールってどうなんだろう…とやってみるまでは懐疑的な気持ちでしたが、ザマゼンタのように日の目を見るようになった禁伝も多く、個人的には結構好きなルールです。禁伝はエースにならないといけないという傾向にあるGSルールではなかなか活躍できないポケモンや型が来季も開拓されるのではないでしょうか。


剣盾最後のシリーズは再びGSルールに戻ることが発表され、S35は幻のポケモンや全解禁だからこそ輝けるポケモン・並びを使用できる最後のチャンスとなります。もしも取り組む時間があれば、そうしたポケモンや並びを中心に構築を作り、更に上位を狙いたいです。

 

今回の構築記事はこの辺りで失礼します。閲覧ありがとうございました。

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