オジのポケモン手記

しがない社会人のポケモンについてのブログです。ヤドンのようにマイペースに更新。

【SVダブルS3 最高1037位 最終1401位(レート1766)】 寿司とヒール横綱とパルデア黒馬エレキザシアン…?

こんにちは、オジです。今回はパラドックスが初めて解禁されたS3で使用した構築を紹介します。
目標の最終3桁には届きませんでしたが、パルデア地方では初の自作構築となった記念の構築です。

 

構築経緯

①寿司コンビの色違いが手に入ったので寿司を握りたい
②今期からパラドックスが解禁されたため構築に入れてみたい
以上2つの願望を軸に構築を組み始めた。
①からはヘイラッシャとシャリタツが確定。
問題は②でどのパラドックスを構築に入れるかだが、構築を組む経験が浅い自分だけで考えても仕方がなかったため、ガラル地方でダイマせずとも強かった並びである黒馬エレキザシアンを再現できるようなポケモンを探し、ドクガ(CSが高く全体攻撃技持ち、ついでに黒馬と韻が踏める)、ツツミ(エレキ同様に上から相手2体にS操作ができる)がパラドックスから確定。パラドックスではないがイッカネズミ(全ヒットのネズミ斬の火力は巨獣斬がどうたらこうたら)も確定した。
ヘイラッシャ+シャリタツ、ツツミ+ドクガで良い感じのコンビができているので、イッカネズミとコンビを組めるポケモンを入れたら構築が強くなりそうだと考えたため(前期までレンタルパを使っていてこの思考に至ったが詳細に言語化することは諦める)、カイナを入れることにした。ネズミ+カイナの並びだとこの指+腹太鼓を相手が勝手に警戒している中で不意にネズミ斬がきたら困るのではないかというのが一番の狙い。また、カイナは猫騙しを使えたり、現時点で構築に耐久力のあるポケモンがヘイラッシャしかいないというのも構築全体のことを考えるとバランスが取れていたと思う。

 

個別紹介  

 

ヘイラッシャ

意地っ張り A252 B252 D4

ABチョッキとかいうよくわからん寿司屋。Sには振ってないため合体時に抜ける相手は少なくなったが、B振り+チョッキの力で相手の攻撃を受け止めて返す姿は勇ましかった。
シーズン序盤は体感として対策が減っていて無双体制を築けていたが、途中からはあらゆるところからクリアスモッグや鬼火が飛んできたり、黒い霧がモクモクしたりと動きにくくなったように感じる。
最終日に一丁上がりがナーフされたが、打つ機会があまりないから関係ないと思うと同時に、B振り+一丁上がりでボディプレスの火力を上げようとしていた当初の計画が破綻していることに気がついた。

 

シャリタツ

臆病 C252 D4 S252

Twitterのフォロワーさんから譲っていただいた真っ白のかわいいシャリ。シャリタツの色違いで一番好きな姿だったため、この子を入れた構築で頑張りたいということから構築の起源となったポケモン
終盤に相手を削りきる流星群、命中ダウンを引くことで勝ちをもぎ取れる可能性のある濁流、襷を盾にS操作できる凍える風に加え、スカーフ想定をしてくる相手に機能する守るで技構成は完結していたと思う。襷なのでカウンターやミラーコートも強いと思うが、扱うトレーナーの技量不足のため今回は残念ながら断念。

凍える風はほぼ外さず、濁流は特に当ててほしい相手にはしっかり当てて命中ダウンをそこそこ引くとても優秀なシャリであり、ドラゴンタイプでもトップクラスの賢さは伊達じゃなかった。

 

イッカネズミ

陽気 H4 A252 S252

パルデアザシアン。と呼ぶには色々な面で足りない要素が多すぎるため、パルデア巨獣斬と呼ぶこととする。
巨獣斬ばりにごり押しのきくネズミ斬はもちろん、合体後の寿司だろうがなんだろうが半分削る怒りの前歯、色々な場面で刺さるフェイントといった技構成はゴーストタイプへ打点がないことを除けば文句無しだった。テクニシャン補正があり、怯みのワンチャンを狙える噛みつくを入れたかったがスペースがなかったため断念。
広角レンズ持ちのはずがネズミ斬の命中が低すぎたため、この一家には不仲説が出ているとかいないとか。そのためテラピースをケチってレイド産個体を採用しているが、ラブボorフレボ入りで育成し直そうかと何度も真剣に考えた。

 

テツノカイナ

意地っ張り H4 A252 D252

パルデアの人気者であるグレンアルマ相手を得意とするヒール系の横綱
構築完成当初は無課金テラス(格闘)だったが、グレンアルマイエッサン♀相手にあっさりと負けることが多かったため途中から悪テラスタルへと変更。それに伴い、HCグレンアルマ(そんな生命体が環境にいたかはわからないが)をしっかりと倒すため、持ち物をオボンから帯へ変更。技構成も吹き飛ばしからテラバーストへ変更し、元々入っていた吹き飛ばしでトリルを防ぐ手段は失ったが得たものはそれ以上に大きかった。悪テラバーストはサーフゴーへ刺さる場面も多く、使用感は悪くなかった。
覚えているだけでも3回はHP1桁で持ちこたえる場面があり、土俵際にも強い横綱エルレイドとドドゲザン相手に1vs2から巻き返したこともあったり、「憎たらしいほど強い」と称してもいいかもしれない。

 

テツノツツミ

臆病 H4 C252 S252

パルデアレジエレキ。高い素早さで上からS操作する姿はレジエレキを彷彿とさせた。
ミラーで相手のツツミがブーストエナジーを持っていた場合は、こちら視点では同速だとわかっている状態で立ち回ることができて助かるという点はエレキミラーとは違うところ。
ヘイラッシャと初手に出し、相手の襷を削りつつお洒落にシャリタツを着地させたかったとんぼ返りがシーズン序盤以外全く機能しなかったり、当ててほしいときにドロポンを外したりなどはあったが、凍える風でのS操作とフリーズドライ(+凍り)で勝利に貢献してくれた。

 

テツノドクガ

控えめ C252 S252

パルデア黒バド。一般的にはパルデア黒バドはハバタクカミかもしれないが(そもそもパルデア黒バド概念があるかわからない)、Switchが1台しかなくHOMEが連携されていない中でメインROMがバイオレットである都合上輸送が面倒ということもあり、テツノドクガがパルデア黒バドとして任命された。
C特化+クォークチャージ+タイプ一致テラス熱風の火力はなかなかのもので、ツツミ+ドクガで凍える風+熱風をしているだけで勝てる試合もそこそこあった。
アシッドボムを入れたい気持ちもあったが、ヘイラッシャ意識のためか増えてきた印象のあったトリトドンへ刺さるエナジーボール、ツツミやシャリタツの凍える風で相手のSを下げた後に上から強引に勝ちを掴みにいくエアスラッシュは削れなかった。

 

選出など

vsグレンアルマイエッサン♀
先発:イッカネズミ+テツノカイナ
後発:@2
構築に悪タイプがいないこともあってか、相手の初手はほぼ間違いなくグレンアルマイエッサン♀。ネズミ斬をしっかり当てることでゴツメorゴーストテラス以外のイエッサン♀を処理しつつ、悪テラバーストでグレンアルマを処理する。グレンアルマがワイドフォースで突っ込んでいてもイッカネズミが倒れるだけで数的有利は取れ、トリルを選択していれば1ターン目から4vs2とかなり有利になる。

 

vsキバアロー
先発:イッカネズミ+テツノツツミ
後発:@2
構築に飛行タイプがいないこともあってか、相手の初手はほぼ間違いなくキバアロー。
なかなか読まれないフェイントで疾風の翼を消しつつ、追い風を打たせる前にドロポンでファイアローを処理する完璧な作戦。に思えたが、ドロポン外しで頓挫することもしばしば。構築に地面技が一貫している都合上、追い風を許してしまえばかなり苦しくなるが、相手は追い風前提で流れを考えているはずなので阻止できれば流れを掴める。

 

相手の構築に対して先発が明確に決まっているのは上記の2パターンであり、あとはイッカネズミ+テツノツツミ(ザシアン+レジエレキ)、テツノツツミ+テツノドクガ(レジエレキ+黒バド)といった並びを先発にすることが多く、裏には寿司を置いたり、置かなかったり、片割れだけ添えたりと様々。良くも悪くも毎回相手の構築を見て選出を考え、主に要注意ポケモンを探し、そのポケモンに一方的に負けることがないようにすることを意識した。

 

総括

最終日に目標の最終3桁が指先で触れるくらいのところまできていたものの、重要な一戦を雷パンチによる麻痺で落とし、順位の下降が低かったためワンチャンに期待したもう一戦も落とし、出勤準備をしないといけないため、そのままシーズンが終了しました。
2月中旬には30000位台、2月最後の土日には20000位台と沼っていたことを考えると最後によくここまで追い上げたと自分でも思いますが、それだけにこの結果は悔しいです。ただ、自作構築を使ったS3をレンタルパを借りていたS1、S2よりも高い順位で終われたことは良かったと思います。
最終3桁を逃した原因としては、5桁順位にいることに慣れてしまっていたため、2000位あたりより上の順位では1勝してもそれほど順位が上がらないということを認識できていなかったことが挙げられます。今期は両ROM4000位台で最終日を迎えたものの、次回からは3桁フィニッシュするためには1000位台、せめて2000位台から最終日潜るべきだという学びを得たシーズンとなりました。

PJCS2023予選の過密スケジュールが発表され、S4や初の公式大会であるパルデアプロローグについてはやや諦め気味ですが、その分来月にある2回の予選で悔いのない結果を残せるように残り期間を過ごしていきたいと思います。
次回のブログ更新が予選抜け構築紹介になると信じて、今回の構築記事はこの辺りで失礼します。最後までご覧いただきありがとうございます。
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